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    印中 国境問題を乗り越えた関係改善へ向けた協議を強化

    • 執筆者の写真: Explore Asia
      Explore Asia
    • 2024年10月24日
    • 読了時間: 2分

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    2024年10月23日、ロシアのカザンで開催されたBRICS首脳会議の合間に、インドのナレンドラ・モディ首相と中国の習近平国家主席が約5年ぶりに正式な二国間会談を実施しました。今回の会談は、両国間の緊張緩和と協力関係の強化を目指したものであり、東部ラダックの実効支配線(LAC)沿いの巡視体制に関する合意を背景に実施されました。

    現地メディアのNDTVなど複数メディアが報道しています。


    インドと中国 関係改善に向けて

    2020年のガルワン渓谷での軍事衝突以来、両国の関係は冷え込んでいましたが、今回の会談は、大きな転換点となる可能性があります。モディ首相と習近平主席は、国境地帯の平和と安定を維持することの重要性を再確認しました。


    モディ首相は会談で、「国境沿いの平和と安定の確保が最優先事項であり、相互信頼、相互尊重、相互配慮が両国関係の基盤であるべき」と強調しました。また、国境地域における平和を乱さないために、引き続き特別代表が会合を重ね、問題解決に向けた協議を進めることに合意しました。


    徐飛洪・駐インド中国大使も、モディ首相と習近平国家主席の会談を支持し、「習近平国家主席はインドのナレンドラ・モディ首相と会談した。中国とインド、そして両国の国民の根本的な利益を推進する最善の方法は、双方が歴史の流れと二国間関係の正しい方向を維持することだ」とXに投稿しました。また、両国が協力とコミュニケーションを強化し、意見の相違を適切に管理する必要があると指摘し、発展途上国としての役割を果たすことの重要性を強調しました。



    国境問題解決への合意と今後

    インドと中国の両政府は、LAC沿いの巡視体制について合意に達し、特別代表が国境問題の解決に向けた早期会合を実施することで一致しました。インド外務次官のビクラム・ミスリ氏は、この合意は「外交・軍事レベルでの広範な協議の結果」であると報道関係者に対して語りました。



     
     
     

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