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    インドが世界最大のプラスチック汚染国に、新たな研究で明らかに

    • 執筆者の写真: Explore Asia
      Explore Asia
    • 2024年9月2日
    • 読了時間: 2分

    更新日:2024年10月1日


    インド・ナグプールの川沿いの様子

    ネイチャー誌に掲載された研究によると、インドが世界で最も多くのプラスチック汚染を引き起こしていることが分かりました。インドは世界のプラスチック汚染の約20%を占めていると指摘されています。現地メディアの The Indian Express が伝えています。


    インドは年間約580万トンのプラスチックを燃焼し、さらに350万トンを環境中に放出しています。累計すると、インドの年間プラスチック汚染量は930万トンに達し、これはナイジェリア(350万トン)やインドネシア(340万トン)、中国(280万トン)を大きく上回っています。


    研究によると、毎年およそ2億5100万トンのプラスチック廃棄物が発生しており、その約20%が適切に処理されないまま環境に放出されており、未燃焼のデブリや野焼きによる健康被害が懸念されています。プラスチック汚染は南アジア、サハラ以南のアフリカ、東南アジアの国々で特に深刻である一方、高所得国ではプラスチック処分の管理が進んでいるため、汚染の規模は大幅に低く抑えられています。


    この研究は、プラスチック汚染に関する初の法的拘束力を持つ国際条約の交渉が進行中の中で発表されました。2022年に国連環境総会は2024年末までに条約を策定することに合意しましたが、プラスチック汚染を「廃棄物管理の問題」として捉える化石燃料生産国と、プラスチック生産の削減を求める欧州連合(EU)やアフリカ諸国が対立するなど、条約の内容については合意が難航しています。











     
     
     

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